この図のベースになっているのは Windy の予測です。この図では7/28の風向きと強さがわかり、台風5号は台湾の左で台風6号は沖縄の右下であらたな渦を作っています。白く書き込まれた沢山の矢印が風が吹いている方向を表しています。
台風6号が①の進路をとったら
台風の規模にもよりますが、この進路だと台風からのうねりが南から来ることが考えられます。ということは、島の北側ならうねりを避けることができそうです。風は南東や東の風になりそうです。それほど強くない南東風なら、伊良部島の北にあるダイビングポイントに行くことができるかもしれません。
台風6号が②の進路をとったら
伊良部島の左側を台風が通るコースは、伊良部島にとって最悪のコースです。早い段階で船を上げ、固定し、テントを外し、ガムテープで隙間を塞ぎます。ショップもガムテープで雨対策です。ガムテープはサッシの下の隙間に貼ります。雨は上から降るのではなく、横から叩きつけてきますから、雨はサッシの下から入ってくるのです。
台風6号が③の進路をとったら
①の進路と同じような結果になりますが、北風や北東風が早くから吹きそうです。南や南西の海はうねりでクローズ、北や東の海は風でクローズ。僕たちが「挟み撃ちだ!」と肩を落とすパターンがこれです。今回はこのパターンになりそうです。島の右側を台風が通過するので、左側通過よりもマシですが、今回はずいぶん近いところを通ります。明日のダイビングは中止にすべきかもしれません。
台風6号が④の進路をとったら
北西または西の風そして徐々に南西風に変わりそうです。東からのうねりは宮古島で遮られ、伊良部島の北東部であればダイビングができるコースです。九州や本州を直撃で恐縮ですが、僕たちにとってはラッキーなコースといえます。ただし、沖縄への飛行機は飛ばないかもしれません。
というような想像をしていますが、今回の6号は②と③の中間を通り、ほぼ直撃に近い状態になりそうです。風が思ったより弱まらないので、明日のダイビングは朝から中止になるかもしれません、、、
● 風浪(なみ)とは、その海域で吹いている風によって生じる波のことです。うねりとは、風浪が風の吹かない領域にまで伝わった波、あるいは風が弱まった場合に残された波をいいます。風浪とうねりは混在しており、それらをまとめて「波浪」と呼ばれています。
● 代表的なうねりとして、土用波があります。日本のはるか南方で発生した台風により、伝わってきたものです。うねりは、浅い海(場所)で盛り上がることとなり、とくに注意が必要です。
油津海上保安部のページより引用