思い出を写真に残そう
せっかく旅行に来たのなら、綺麗な景色や一緒に来た人と一緒に写真に思い出を残しておきたい!とみなさん思われることでしょう。
陸での写真はみなさん撮り慣れていると思いますが、水中での写真は撮り慣れていない方がほとんどなのではないでしょうか?
でも、せっかく体験ダイビングをするのですから記録に残さないなんて選択肢はありません。
そこで、今日はたくさん海の写真を撮ってきたスタッフが、こうすると「生き物が可愛く映る!」「インスタ映え写真が撮れる」コツをお伝えします。
何事も準備は大切
何事も事前準備が必要です。
自分でカメラを持っているなら、取説を見て「できること」を知りましょう。
- どのぐらいの深さまで持って行っていけるの?
PADIの体験ダイビングプログラムで行く深さは12mを超えることはありません。水深15mまでの耐圧があればOK。 - どんなモードがあるの?
最近は水中モードがあったり、動画が撮れたり、ワイド撮影やマクロ(近距離での撮影)撮影モードがあったりします。自分のカメラでどんな写真が撮れるのか想像してみましょう。
そして撮影練習。
- いろんなモードで試し撮りする
遠足は履き慣れた靴で参加するもの。モードの確認ができたら、そのモードを使いこなせるように練習で撮影しておきます。どんな写真が撮れるのか雰囲気を掴むことができますし、慣れない水中でもスムーズに操作できるようにもなります。
カメラがない人、心配ご無用。体験ダイビングの時はグループに一台、カメラのレンタルCOOLPIX W300をご用意しますから。イメージトレーニングはしておいてくださいね。
体験ダイビング 撮影テクニック(1)〜魚と同じ目線で〜
体験ダイビングなら「魚と同じ目線」になれます。
シュノーケリングではどうしても水面から魚たちを見下ろすことしかできませんが、体験ダイビングでは魚たちと同じ目線で見つめ合うこともでき、魚と同じ風景を見ることができます。
魚を真横から撮ることで、シュノーケリングでは撮れない、体験ダイバーならではの写真になります。
しかし、サンゴの上にいる魚を撮ることは難しいことです。間違いなくサンゴを折ってしまうでしょう。
そこで!私たちインストラクターの出番です。あの魚を撮りたい!と合図をください。身振り手振りでやりたいことを伝えてください。伝わるものです。
私の知り合いはドイツのレストランで注文する時に、ガチョウの真似をして思い通りの料理にありつけたと言っていました。合図が伝われば、インストラクターがあなたを支えながら近づくのを手伝います。
- リラックスして息を整える
- 手足をバタバタさせない(インストラクターがアシストしていますので、”泳ぐこと”でなく、”撮ること”に集中してくださいね)
- カメラを魚に近づけすぎない(遠すぎてもダメだけど)
手足をバタバタさせ、吐く息も荒く、前のめりで撮りに行くと、、、魚たちは驚いて逃げてしまします。泳ぐのは1000%魚の方が早いです。
とにかくゆっくりと。
魚たちの仲間になった気持ちでゆっくり泳いでみてください。
- 寝転がる
- ひじをついてカメラと体を固定
- チャンスをじっと待つ
私たちの目線より下にイソギンチャクと一緒にいることが多いクマノミ。私たちが立ち姿勢や膝をついた姿勢ではこの写真は撮りづらいです。地面に寝そべって、クマノミの目線の高さに合わせます。
フルフェイスマスクでの体験ダイビングなら「こっちこーい!」って叫びながら待つことだってできます。イソギンチャクから出たり入ったり、動き回りながらこっちの様子を伺っています。可愛い表情を見逃さないように、その時をじっと待ってあげましょう。
体験ダイビング 撮影テクニック(2)〜水中から見る空〜
もう一つの体験ダイビングの見所は「水中から見る空」です。水中から空を見上げることはダイバーだけの特権です。透明度の高い宮古・伊良部島の海中からは雲まではっきり見ることができます。
自分の吐いた泡に光が当たってキラキラしているところを写真に撮ると、まるでサイダーのなかにいるような感じ!泳ぎながら、移動中に空を見上げることは至難の技ですが、体が地面について安定したところでなら誰でも簡単に空を見上げて撮影ができます。
マリンセンターのスタッフたちは”広場”に何度か立ち寄ります。サンゴを傷つけることなくみんなで集合写真を撮ったり、自由にくつろげる?場所です。その時に水中から空を見上げてみてください。
- 肩幅より広く足を開いて膝立ちになり、体を安定させる
- 空を見上げる
- 息を吐いたと同時にシャッターを切る
上級者編
余裕が出てきたら水面も写真の一部として写し込んでみましょう。また違った雰囲気の写真が撮れます。
相方の写真を撮ってあげる時は正面から顔を写すのも大事ですが、ダイバーを撮るとき少し煽り気味で空を入れてみると、ちょっと ”映える” 写真が撮れてしまう!
- 撮りたいダイバーより少し下の方にいく
- そのダイバーよりも少し前に出る
- 空も入るように撮る
上級者編と書きましたが、写真って、きっと ”ふとした時の景色” が一番綺麗だと思います。
まずは、リラックスして周りの綺麗なものをたくさん見てください。心のアルバムに残すことが1番大切です!そうすれば、そこにすむ小さな生き物だったり、陽の光だったり、普段とは違う景色が自然と見えてくるはずです。
リラックスして楽しめば、自然にカメラを構える余裕も出てくると思います。その時、これらの ”撮影のコツ” が使えれば、家に帰ってからも「スマホを開けばいつでも体験ダイビング!」間違いなしです。
水中がもっと楽しくなるように、インストラクターが可愛い生物や不思議な生態もご紹介いたします。ぜひカッコよく、可愛く撮影してみてください。
おまけ
お客様の写真をインストラクターが撮ることもよくあります。
映るならカッコよく!が基本かと思いますので、少しだけ。。。
撮られる側のコツ
- にっこり笑顔で
- 足をしなやかに伸ばす
空と人を写すとかっこいいシルエット写真になります。その時に足が曲がっていたり手足をバタバタさせているとちょっとカッコ悪いので、「今、撮られてるかも!」と思ったら、手足(特に足)を伸ばすことをお勧めします。足先にはフィンもあるので、足の長いかっこいいシルエットになります。
大の字になると楽しそうな写真になるかも^^
「こんな写真が撮りたいけどどうしたらいい?」
「こんな風に撮って欲しいんだけど」
そんなご要望はダイビング前にスタッフに言ってみてください。できる限りご要望にお応えします!